会社では、たとえ上司の指示・意見に納得できなくても、自分のやり方にそぐわなくても、
不平・不満をもらさず、上司の指示を素直に受け入れることが求められます。
「上司と意見が合わない時、どうしますか?」という質問は、応募者にそういった姿勢があるかどうか確かめるためのものです。
回答のポイント
「上司の言うことは何でも聞きます」という回答はNG
この質問では、上司と意見が合わなくても、不平・不満をもらさず素直に受け入れる姿勢があるかどうかが見られています。
しかし、「上司の意見であれば何でも従います」という回答はNGです。
なぜなら、会社が求めているのは、指示を待つだけの人ではなく、自分で考え行動できる人だから。
「何でも従います」といった回答をしてしまうと、「自分では何も考えず、ただ上司の指示に従って仕事をこなすような人」と判断されるのです。
「自分の意見を主張します」という回答はNG
面接官は「上司の意見を素直に受け入れる姿勢があるか?」を見ています。
そのため「意見が合わない時は、自分の意見をはっきり主張します」と言い切ってしまうと、印象がよくありません。
「扱いにくそうな人」「素直さのない人」などとネガティブが印象を与えてしまいます。
意見を受け入れる姿勢と自分の意見を伝える姿勢をアピール
- 上司の意見を受け入れる姿勢があること
- 自分の意見をしっかり言う姿勢があること
上記2点をアピールしましょう。
例えば、
「まずは受け入れ、自分の中に落とし込みます。それでもやはり納得できない時は、自分の意見を率直に伝え、上司と話し合うようにしています」
といったように回答すると、異なる意見を受け入れる素直さがあることと、単なるイエスマンではないことをアピールできます。
回答例
一度、自分の中に落とし込むことで、実は自分の意見とさほど変わらないことに気付けたり、根底では同じ意見であることに気付けたりすることがあります。
それでもやはり納得できない時は、私の意見との違いについて誠意を持ってきちんと伝えます。
陰で不平、不満を言うのではなく、同じ会社の一員として正々堂々と意見を伝えることの方が大切だと考えています。
前職でも、商品のプロモーションについて上司と意見が食い違ったことがありましたが、提案ベースで私の意見を伝え、詳細なレポートや過去のデータなどを用いて交渉しました。
その結果、上司に私の提案を一部、取り入れて頂きました。
