希望年収、転勤など「勤務条件に関する面接質問」7つの例と回答の仕方、回答例

面接質問 労働条件

希望年収や転勤に対応できるかどうか、といった勤務条件に関する質問は、必ずといっていいほど聞かれます。

しかも、回答の仕方次第で不採用に直結するという、難易度の高いジャンルです。

ここでは、勤務条件に関する質問の例と回答の仕方、回答例をまとめて紹介します。

質問の例だけでもチェックしておくことをおすすめします。

希望年収はいくらですか?

まず質問の意図は以下の3つです。

  • 応募者のレベルを知るため
  • 自身のスキル・能力レベルを把握できているか知るため
  • 応募者が期待している年収額と、採用側が考えている年収額のギャップを知るため

一次、二次面接で希望年収を聞かれる場合、応募者が期待している年収額と、採用側が考えている年収額のギャップを知るためです。

決して、具体的な給与交渉の場ではないので、注意してください。具体的な給与交渉は一般的に内定後か最終面接になります。

「規定に従います」が無難な回答

前述の通り、応募者が期待している年収額と、採用側が考えている年収額のギャップを知る意味が強い質問です。

「御社の規定に従います」といった回答や、「求人に記載されていた金額で了解しています」といった回答が無難です。

「いくらでも大丈夫です」はNG

「いくらでも大丈夫です」と回答するのはNGです。面接官は希望年収額からあなたのレベルを把握しようとしています。

「いくらでも大丈夫です」と答えるのは、いかにも何もできなさそうな人です。

だからといって前職の給与よりもかなり高めの希望を出すのもNGです。実力と希望年収額がかけ離れていると、「自分の能力をしっかりと把握できていない人だ」と判断されます。

提示されている高い年収を希望するならその根拠も伝える

求人広告の年収が400万であるが、500万は欲しいという場合は、なぜ500万なのか、その根拠を伝える必要があります。

【高い年収を提案する場合の回答例】
前の会社では毎月28万円の給料をいただいておりました。申し上げにくいのですが、生活のうえでは最低でも同等の給与を希望しております。御社ならば、前の職場の経験を活かしやすく、努力することで、早い時期に戦力として貢献できると考えております。

求人には「25万円以上、経験考慮」と記載がありましたが、給与設定の際に、そうした事情も考慮いただけると助かります。

上記のように、高い給料をもらう根拠を示すことが大切です。

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転勤がありますが大丈夫ですか?

転勤が可能ならば「大丈夫です。どちらでも転勤は可能です」と回答して、この質問は終わりです。

問題は、転勤が不可能な場合です。

説得力がある転勤不可能な理由を語る

面接官が納得できるような「転勤できない理由」があるなら、転勤できなくても採用される可能性があります。

たとえば「親の介護があって、実家を離れることができません」など。

逆に、「生まれ育った場所から離れたくない」「知らない土地では力を発揮できる気がしない」など本人のわがままは受け入れてもらえません。

自分の希望ではなく、転居を伴う転勤が不可能である、物理的理由を語るようにしましょう。

また転勤できない理由を語った後は、さらに入社意欲をアピールしましょう。「親の介護があって、転居がある転勤はできません。それでも、御社で働きたいと思っています」といったように。

【回答例】
正直、今は転居を伴う転勤をするのは厳しいです。実は、今、自宅で父親の介護をしております。

家族全員で、交代制で介護をしているのですが、長男である私が一番の責任者となって行っているため、自宅を離れるのは厳しい状況でございます。

ただし、来年の4月には、弟が海外転勤から戻り、父親の面倒を見てくれると言っておりますので、4月以降であれば、遠隔地であっても転勤することは可能でございます。

ちなみに、転勤できないのに、転勤できると嘘をつくのは絶対にNGです。採用後、転勤を命じられた時、「やっぱりできません」というと会社とトラブルになる可能性があります。

子会社や関連会社への出向に対応できますか?

子会社や関連会社への出向・異動に対応できるかどうかの質問です。

出向は、戻れる可能性がある出向と、戻れない出向(事実上の転職)があります。出向に抵抗がある場合、どちらのタイプの出向なのかも確認しておくといいでしょう。

「対応できる」という方向性で回答する

出向を「できません」と回答してしまうと、通常の異動も転勤も対応できない人だと思われてしまいます。「対応できる」という方向で回答するベターです。

「対応できません」と回答する場合には、面接官が納得できるような理由が必要です。面接時点では、まだ入社すると決まったわけではありません。

この場はとりあえず対応できる回答しておき、内定がもらった際に出向について改めて確認するといいでしょう。

【回答例】
はい、対応できます。これまで出向を経験したことはありませんが、出向先の会社から必要とされており、自分がやるべき仕事がある以上は、どのような仕事、どのような職場であっても、全く構いません。

私が役立てる部門が他にあるのでしたら出向(異動)もお受けしたいと思っています。

残業が多いですが大丈夫ですか?

単純に、「残業が多くても大丈夫か?」を確かめるための質問です。

この質問がでるということは、確実に残業が多い会社です。残業少なめの会社に転職したい方は、適当に面接を終わらせて別の会社を探すようにしましょう。

残業が多くても大丈夫である根拠を語る

「残業が多くても大丈夫です」という方向性で回答します。

その際、なぜ大丈夫なのか、その根拠も伝えるようにしましょう。

たとえば、「残業が多いことは覚悟しています。前職でも残業は毎日のようにあり、難なくこなしていました」といったように、「残業の経験があり残業には慣れているから大丈夫である」という根拠を伝えましょう。

さらに、残業に対する対処法も語るべきです。

ダラダラ残業することは会社にとっても社員にとっても良いことではありません。

「どうすれば業務を効率的に進められるかを常に考えています」といったように「少しでも業務を効率化したい」という姿勢を持っていることをアピールすることも大切です。

【回答例】
はい、大丈夫です。前職は社員10人程度のベンチャー企業で、今回の応募職種と同じWEBエンジニアとして働いており、常に長時間残業をしておりました。

WEBエンジニアはクライアントの要望に従った成果物を、納期までに仕上げなければなりません。また専門性を要する業務ですので、簡単に代わりが見つかるわけでもありません。

自らが責任を持って担当した業務をこなさなければならないのです。家庭の事情などの場合は別ですが、この仕事は、長時間残業する覚悟ないと務まらないと思っております。

出産や結婚があっても仕事を続けられますか?

セクハラすれすれの質問ではありますが、企業側として長く勤めて欲しいという希望があります。

念のために、出産や結婚後も仕事を続ける意思があるのかを確認しておきたいのです。

長く働きたい意思を示し、社内規定を確認させてもらう

まず、「結婚も出産も今のところ予定はないので、何の問題もありません」という回答はNGです。

10年後の自分が何を考えているかなど、自分では100%予測できません。結婚したいと考えている可能性もあります。

「結婚や出産があっても継続して働く意思がある」ことを伝えるとともに、「社内規定を確認させて欲しい」といった回答をするのが理想です。

最近では、結婚や出産だけでなく、育児や介護に対する社内体制が整備されている企業が増えてきています。結婚や出産に対する自分のスタンスは決めておき、社内規定を確認したうえで答えるようにしましょう。

【出産後も働く意思がある場合の回答例】
出産をしても仕事を辞めるつもりはありません。仕事と子育てを両立させていた上司によいアドバイスをいただいているので、私もそうしたいと考えております。御社の制度はどうなっているでしょうか?

前職よりも給料が下がりますが大丈夫ですか?

この質問は、給与交渉のために聞かれるわけではありません。

面接官が確認したいのは、「なぜ、給料が下がっても自社で働きたいのか?」についてです。入社意欲を確認したいのです。

「なぜ、給与を下げてまでその企業で働きたいのか」を伝える

たんに「給与が下がっても問題ありません。頑張ります」と回答しただけでは不十分です。

面接官が聞きたいのは、「なぜ、給料が下がっても自社で働きたいのか」についてです。「たとえ給料が下がっても、御社で働きたい」という強い意志、覚悟をアピールできる回答にしましょう。

【回答例】
給料が下がることは覚悟しております。今は、お金のことよりも、御社に入社して働くことが最優先事項です。

「現職と同程度の額をいただきたい」というのが本音ではありますが、それは、御社において何の実績もあげておらず、十分な経験、スキルを保有していない私が、この場で言えることではないと思っています。

まずは、御社から提示されている金額に従いたいと思います。

ただし、入社させていだく以上は全力で仕事に取り組み、必ず求められている以上の結果をだし、同年代の誰よりも高い給与が採れる人材になります。

今回の転職を家族は了承していますか?

この質問は、「内定を出した時、家族に反対されて内定を辞退することがないか?」を確認する意図があります。

その他、家族に了承を得ているかどうかを通じて、仕事で必要になる根回しや、交渉力があるかどうかを判断している場合も。

面接官が納得できるような回答をする

事前に、転職について家族や周りの人の承諾を得ていれば何も問題はありません。「はい、了承を得ているので問題ありません」と回答すればいいでしょう。

家族からの了承を得ていない場合は、面接官を安心させられるような説明が必要となります。

たとえば、

「日頃から家族には、好きなことをしなさいと言われているので問題ありません」
「前職と勤務場所や給与にそれほど変化はないので、必ず承諾してもらえると思います」

といったように面接官を納得させられるような、説明を準備しておきましょう。

【回答例】
前々から妻には転職について伝えてあります。当初は、「自分の夢を追うのもいいけど、家庭のことを考えるなら今の、会社の方がいいのでは」と転職に反対していました。

しかし、私の考えや覚悟を熱心に説明したところ、「それだけの覚悟があるなら」ということで、しぶしぶかもしれませんが、転職に承諾してくれました。

この転職によって、以前よりも忙しくなること、収入が不安定になることは覚悟していますし、また家族もサポートしてくれると言ってくれています。

家族の気遣いを無題にしないように、そして家族を守るために、御社に入社できましたら、一日でも早く戦力になり、成果を上げられるように頑張る決意でございます。

※面接の想定質問は以下のページで紹介しています。
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面接の雰囲気、質問内容がわかる便利サイトとは?

企業の口コミや評判がわかる、「転職会議」というサイトがあります。

このサイトには実際の社員が投稿した、職場の雰囲気についての口コミや、面接の内容についての口コミを閲覧できます。
転職会議 面接の口コミ

どんな質問を聞かれたか?
面接はどんな雰囲気か?

といった面接対策に役立つ情報を閲覧できます。

企業研究にも役立つので、応募している企業の口コミを一度チェックしておきましょう。

※サイト:転職会議